手術なので確実に成功するとは限らない

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手術なので確実に成功するとは限らないブログ:17年05月23日


終戦直後、
大阪から松江市に一家をあげて引っ越すことになった。

当時僕は小学校2年生であり、
松江市は母の故郷である。

その母が2年後、胃癌で亡くなった。
その際
「お前の取り得は明るく元気なところだから、
それを生かして前向きに生きなさい」とアドバイスしてくれた。

僕が中学に入った頃、お父さんが喉の痛みを訴え、
病院で診てもらったら、かなり進行した喉頭癌で即入院。

胸に穴を開け呼吸孔にし、舌を切除、
流動食を作って、食べさせるのが僕の日課になった。

そんな生活が4年にわたって続いたが、
手術に次ぐ手術でも好転せず亡くなった。

その間、お父さんは筆談ながら、
いろいろな指導やアドバイスをくれ、
先述の母の言葉とともに、
僕が生きて行く上ですごく貴重なものであった。

経済的には、高校へ進めない境遇であったが、
先生方の勧めで奨学金制度を利用し
僕は高校を卒業した。

高校卒業後、
大阪市船場の住み込みの丁稚奉公に行き、
京都の服地店に転社。

服地のセールスに全国に出駆け、
自信らしきものが出てきた頃、
母のいとこから「話があるからぜひ松江に来なさい」とのこと。

休日を利用して訪れたところ
「お前の嫁は、母から頼まれていているのでぜひ会って来なさい」
びっくりしたが、見合いをして1年後に結婚した。

僕は3人の子宝にも恵まれ、出張の多い僕にかわって、
家内は家族を切りまわしながら、子育てにいそしんでくれた。

家族の健康にも心を配ってくれ、
息子達も次々と巣立って行き、
現在は家内と2人だけの生活を楽しんでいる。

つつがない連日を送れるのも、
苦しい中でもアドバイスをくれた両親、
献身的に尽くしてくれた家内のおかげであり
家族のありがたさを痛感している。
手術なので確実に成功するとは限らない

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